広島市安佐南区の原田リハビリ整形外科です。整形外科は骨・関節のけが・病気の専門医。身体のお悩みご相談ください。

診療案内

筋膜リリース

筋膜リリース(ハイドロリリース)とは

筋肉の覆う繊維構成体(エコーで白く見える帯状のもの)に薬液を注入し、鎮痛効果に加えて筋膜の柔軟性(伸張性・滑走性)の改善を期待する手技です。

妊婦の方へも注射は可能ですし、内服薬との相互作用もありません。

「注入した薬液の効果が切れたら、痛みは元に戻りますか?」

「注射の効果は一時的ですか?」 等のご質問をいただきます。

薬効は数時間ですが、痛みのサイクルが遮断されることで薬効がきれても鎮痛効果が持続します(生理食塩水を注入するだけでも疼痛は改善することがあります)。また数回に分けて注射することで、痛み和らいでいくこともあります。

腰痛

腰痛の原因と病態

腰痛の原因と病態

◆筋筋膜性腰痛

腰の広範囲の痛みのことが多く、「座った状態から立ち上がるときに痛い」・「腰を曲げると痛い」等の場合に疑います。

日常生活・スポーツで筋筋膜に負荷がかかり続けることで痛みが生じます。

炎症によって筋筋膜の繊維化が生じ硬節(こりや腫れ)を形成したり、筋膜間の滑走性を障害することがあります。

 腰の筋肉(多裂筋・最長筋・腸肋筋)への筋膜リリースで筋膜間の滑走性を獲得させ症状が緩和されることがあります。

筋膜リリースとリハビリを組み合わせることで更に効果が得られることもあります。



◆仙腸関節障害

「片側に体重をかけたときに痛い」・「長時間座っていると痛い」・「正座は楽だが椅子に座ると痛い」等の場合に疑います。

仙腸関節に圧痛があることが多く、鼠径部や大腿外側の疼痛を伴うこともあります。

仙腸関節ブロックを行うことで疼痛の緩和を図ります。

鼠径部痛が特徴的で、仙腸関節ブロックで軽快することが多いです。



◆椎間板性疼痛

「咳やいきみでひどくなる」・「お辞儀すると痛い」等の場合に疑います。

腰痛に加えて鼠径部痛を合併することがありますが、痺れは合併しません。

コルセットが効果的なことが多く、腰の牽引で改善することもあります。



◆椎間関節性疼痛

「腰を反らすと痛い」・「腰を捻じると痛い」等の場合に疑います。

椎間関節ブロックをすることで疼痛の軽減を図ります。

また以下の生活スタイルでも増悪することがあるため、注意していただくと症状が軽快することがあります。

・うつ伏せで本を読む。

(腰部を反った状態を維持することになります)

・柔らかい寝具で寝る。

(殿部が落ち込み腰椎前弯の増強が生じるため)

・筋肉の弱い女性がハイヒールを履く

(sway back姿勢になり腰椎前弯姿勢が増悪ため)



◆坐骨神経痛(大腿後面の疼痛

エコーで坐骨神経を確認しながら坐骨神経ブロックを行うと改善することがあります。

疼痛が強い方の場合は仙骨硬膜外ブロックも併用することもあります。

また神経性疼痛に効果的な内服薬も併用することもあります。



◆殿部痛(お尻の痛み)

筋緊張亢進による神経の絞扼などで起こります。リハビリによる腰部・殿部の筋緊張の緩和や、圧痛部がはっきりしている場合はトリガーポイント注射で軽快することがあります。


◆腰椎椎間板ヘルニア

背骨の間のクッションである椎間板が後方に脱出することで神経を圧迫し、腰痛と下肢痛が出現します。
患者様によっては「腰痛のみ」、「下肢痛のみ」の方もおられます。
脱出した椎間板は自然消退ことが多く経過により症状が改善する事が多いですが、症状にあわせて内服・リハビリ加療を行います。
痛みが強い方は腰椎神経根ブロックも行うことがあります。
筋力低下(頻度としてはスリッパが脱げる等の足関節の背屈の筋力低下が多いです)を認める場合は手術が必要なことがあります。


◆腰椎神経根ブロック
(痛みの原因になっている神経へ直接注射する方法です)

〇適応
腰椎椎間板ヘルニア等によって神経根症状の強い方に行います。

〇方法
レントゲン室でうつ伏せになって頂き、腰部の消毒後に表皮に局所麻酔薬を打ちます。

神経はレントゲンでは見えないため、骨をランドマークにブロック専用の針を進めて神経へ当てます。
この時再現痛(いつもの同じ部位に痛みがくるか)を確認します。
※再現痛を確認することによって、診断にもつながります。
※再現痛がない方もおられます。

その後造影剤を少量注入し神経に注射が当たっていることを確認し、薬剤(ステロイド+局所麻酔薬)を注射します

※患者様によっては複数個所ブロックをすることもあります。

〇起こりうる合併症
・造影剤・局所麻酔アレルギーによるアナフィラキシーショック
・感染:注射部位からの感染  
感染予防のためブロックした日は浴槽には入らずシャワーだけにしてください。
・神経損傷:神経に針があたることにより、神経損傷を引き起こすことがあります。安静により神経の回復を待ちます。

〇どのくらいの期間効果がありますか?

神経の炎症・損傷の程度によって異なりますので、炎症が強ければ短時間で痛みが再発します。
2.3回ブロックを行っても疼痛の改善がないようなら、手術をお勧めすることがあります。

〇ブロック後の注意点
注射後一時的に足に力が入らなくなることがあります。
ブロック後は20分程度院内で安静にしていただき、筋力が問題ないことを確認してご帰宅して頂きます。

〇ブロックの予約
まずは受診して頂き、ブロックの適応があるかを判断させていただきます。その後にブロックの日程を決めます。
※初診当日のブロックは受け付けておりません。

〇費用の目安 
約1600円(1割負担)、約4800円(3割負担) ※この他再診料がかかります。

肩痛・肩こり

肩こり・肩の痛み

肩こり・肩の痛み

◆肩こり

肩こりの多くは肩甲挙筋が痛みの原因であることが多く、肩甲挙筋へ筋膜リリースを行い、リハビリを併用することで疼痛の軽減を図ります。また普段の姿勢が悪いと疼痛が再燃するため、肩甲帯ストレッチが大切になります。



◆頚椎症性神経根症

初期には肩こりと同じ部位に痛みが出現します。

肩こりに対してマッサージや注射しても改善しない方の中には、神経根ブロック(首からでる神経への注射)で鎮痛効果が得られる方もおられます。注射に対してご抵抗のある方は、頸の牽引から開始することもあります。


病状が進行してくると、肩外側の痛みや上肢のしびれを伴います。

痺れ・痛みが強く日常生活も困難な方には、神経性疼痛に効果的な内服薬を服用していただくこともあります。



◆寝違え

起床時からの頸の痛みで発症することが多く、上や横を向くことが困難になります。椎間関節へブロックすることで疼痛の軽減を図ります。また頚椎カラーを装着することで安静が保たれ、痛みが改善することもあります(デスクワークの方にはお勧めです)。



◆肩峰下滑液包炎

「肩を挙げると痛い」「寝ていると痛い」などの場合に疑います。

エコーで観察すると肩峰下滑液包の腫脹を認めることがあり、ヒアルロン酸を注射し疼痛軽減を図っていきます。



◆棘上筋断裂・棘上筋変性断裂(肩を挙げる筋肉の断裂)

「肩を前から上げる(屈曲)ときはあまり痛くないが、外から上げる(外転)と痛い」場合に疑います。棘上筋が完全断裂すると、全く肩が挙がらないこともあります。

エコーで棘上筋の断裂・変性を確認し、痛みの程度に応じてヒアルロン酸もしくはステロイドを注射します。



◆石灰沈着性腱炎(肩に石灰が沈着する)

「急激な肩の痛み」「痛くて肩を全く動かせない」場合に疑います。痛みのため救急車で来院される方もおられます。多くは棘上筋に石灰が沈着することが多く、肩甲下筋や棘下筋にも石灰が沈着することもあります。エコーで石灰沈着部へステロイドを注射することで痛みが消失します。

「沈着した石灰はなくなりますか?」とご質問をいただくことがありますが、自然経過で石灰が消失することは稀です。

石灰が沈着したままでも、痛みが改善すれば問題ないと考えています。

石灰を吸収する内服薬もありますので、ご希望される方には処方させていただいています。

注射で石灰を吸引する手技もありますが、痛みを伴うためご希望者のみに施行しております。



◆上腕二頭筋腱炎

 「肩の前のあたりが痛い」・「ものを持つときに痛い」・「筋トレでベンチプレス・アームカールをすると痛い」などの場合に疑います。エコーで上腕二頭筋腱の腫脹と炎症を確認し、痛みの程度に応じて注射することもあります。



◆凍結肩・肩関節拘縮

肩痛のため肩を動かさないことにより、関節包が拘縮し可動域が制限された状態です。

肩が挙がらないことにより、日常生活に支障をきたします。

例:高い物がとれない
 :着衣の際に痛い
 :夜間痛(寝ていると肩の痛みが出現する)のため熟睡できない。

当院ではエコーガイド下に神経根ブロックを行い、痛みがない状態で授動術(サイレントマニプレーション)を行います。
神経根ブロックはエコーで首の神経を見ながら、神経周囲に麻酔薬を注入する手技です。
「首に注射をするので痛いのでは?」と心配されますが、採血より細い針で行いますので、「思ったより痛くなかった。」と言う声が多いです。

授動術とは肩を他動的に動かすことで関節包の癒着を剥がし、可動域を改善させる手技です。
多くの場合は授動術を行う事で可動域は著明に改善され、夜間痛も改善することが多いです。
授動術後はリハビリによる可動訓練が必要になります。

当院が遠方のためリハビリ通院が困難な方には、近医でリハビリができるように紹介状をお書きすることもあります。

ブロック下での非観血的肩関節受動術について

ブロック注射により痛みを緩和した後に、肩関節の可動域を広げる処置をします。

★ブロック注射とは神経周囲に局所麻酔薬を注射する方法です。
当院では安全のためエコーガイド下にブロック注射を施行しておりますが、考えられるリスクとして以下のものがあります。

○運動麻痺による転倒の危険性
ブロック後は上肢の重い感じや動かしにくい感じが出現します。
注射後数時間で消失しますが、転倒などに注意してください。
また運転は控えてください。

○アレルギー反応
蕁麻疹や発赤がでることがあります。
アナフィラキシーに至るのは100万人に1人と言われています。

○血管の誤穿刺
誤って穿刺した場合は圧迫止血します。
抗凝固薬など内服されている方は止血困難なケースや、血腫ができてしますことがあります。

○神経の損傷
針で神経を損傷した場合に、しびれや運動麻痺の症状が残存することがあります。

○注射した部位からの感染

〇嗄声(声が枯れる)

〇ホルネル症候群(眼瞼下垂・縮瞳・発汗の低下・目の充血)

※ブロック注射の効果が不十分な場合は再度注射をすることがあります。

★非観血的肩関節受動術とは、肩を他動的に動かし拘縮を取り除いく方法です。途中で関節包が破れる音がします。
受動術によるリスクとして以下の事が考えられます。
○骨折(骨挫傷)・脱臼
〇皮下出血
○痛みや拘縮の再燃 
※受動術後にもリハビリが必要です。

★費用は約6,000円(3割負担の方)です。

◆五十肩

 福山藩(広島県)の漢学者が編纂した俗語集の中に、「五十腕:凡人五十歳ばかりの時手腕骨節の痛むことあり。」と記載があります。

 レントゲンの発見(1895年)以前より使用された言葉で、病態に基づいた疾患名ではなく口伝で江戸時代から現在まで言い伝えられている言葉です。

 よく「五十肩でしょうか」とご質問を頂くのですが、50歳前後の方で肩がいたければ五十肩になります。

 ただし病態を表す言葉ではないで、痛みの原因をきちんと究明する必要があります。

肘~手関節~指の痛み

肘~手関節周囲~指の痛み

肘~手関節周囲~指の痛み

◆テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

肘の外側が痛くなります。

「雑巾をしぼると痛い」・「鍋を持つと痛い」・「包丁を握ると痛い」等の時に疑います。

進行すると肘のみではなく、前腕や手関節までに痛みが生じます。

圧痛部への注射と装具を組み合わせることで疼痛が軽減されます。



◆ケルバン病(親指を伸ばす腱の腱鞘炎)

物を持ち上げるときに痛くなります。

小さなお子様がおられ、抱っこする回数が多いお母さんに多いです。

エコーで肥厚した腱鞘を確認し、注射することで痛みが消失します。

※授乳中の方でも注射できます。

家事・育児・仕事で安静を保てないことが多く痛みが継続するため注射をお勧めしておりますが、装具のみでも除痛を図ることができます。



◆CM関節症

手首の親指側が痛くなります。

レントゲンで関節の変形・亜脱臼を確認します。

関節内へ注射、もしくは装具で除痛を図っていきます。



◆手根管症候群

「起床時に増悪する指先の痺れ」を訴える方が多いです。

1-4指にしびれが出現しますが、初期には2.3指先のみのしびれを訴える方もおられます。

進行すると「小銭を取りづらい」など筋力低下をきたすことがあります。

筋力低下をきたした場合は手術をお勧めしておりますが、初期であれば就寝時に装具を使用したり、原因である正中神経へ注射することで改善することがあります。



◆ばね指(弾発指)

「指が動かしづらい、動かない」「指がカックンとなる」「朝に症状が強く、しばらくすると良くなる」等の時に疑います。

注射することで劇的に改善することが多いですが、注射が他部位と比較して痛いです(手掌は痛覚に対して敏感なため)。

注射が苦手な方は、安静目的で固定から始めます。

(当院の固定は取り外しが簡単で、水に濡れても問題ない素材を使用しています)。

指の使い過ぎが原因のため、再発も多いです。

注射の効果は数か月~数年で患者様の生活スタイルによって異なりますが、3回注射しても再発する方は手術をお勧めしています。

膝の痛み

膝の痛み

膝の痛み

◆変形性膝関節症

「膝の内側が痛い」「歩き始めが痛い」「階段の特に降りるときに痛い」「正座が困難」などの時に疑います。

多くの場合は膝関節の内側から軟骨が摩耗することで痛くなります。

水が貯まってくると、膝を曲げると「突っ張る感じ」を訴える方もおられます。

 関節内にヒアルロン酸を注射したり、膝内側への筋膜リリースをすることもあります。

「水を抜くと癖になりますか?」とご質問をいただきますが、水を抜くことで水が貯まりやすくなることはありません。

「ヒアルロン酸は毎回注射したほうがいいですか?」ともよくご質問いただきます。初めての方であれば1週間毎に5回注射し、その後は2
週間毎に注射することが多いです。途中で改善されれば注射を中止します。

寒くなると痛くなることが多く、リハビリでの物療でも疼痛の軽減を図っていきます。

膝の痛みの程度には波があることが多く、痛みがない時期もあります。上手く付き合っていくことが大切です。



□ベーカー嚢腫(のうしゅ)

「膝のうしろが腫れている」「膝のうらの違和感」「膝を曲げづらい」等の時に疑います。

膝の後ろに水が貯まりますが、痛みを伴うことは少なく水を抜くと症状が改善します。



□が足炎

膝の内側が痛くなる筋肉の付着の痛みです。

スポーツをされる方に多く、特に長距離を走る方に多いです。

痛みが強く歩行が困難な場合は注射することもあります。リハビリでストレッチを指導させていただくこともあります。



□オスグット病

スポーツをされる成長期の子供に発症します。特に跳躍を繰り返すスポーツで多いです。

膝蓋腱が脛骨結節を牽引し成長軟骨部が剥離が生じます。

レントゲンで剥離した成長軟骨を確認し診断します。

安静にて軽快しますが、体が固い(特にハムストリング)方によく発症するのでリハビリで柔軟性を高めていきます。

早期にスポーツ復帰をご希望の方には超音波骨折治療器(アクセラス)を使用します。

足部・足関節・踵の痛み

足部・足関節・踵の痛み

足部・足関節・踵の痛み

■足関節捻挫
 多くは足関節外側の靱帯(前距腓靱帯)の損傷のことが多いです。
 靱帯はレントゲンでは評価できないため、エコー(超音波)で評価します。
 靱帯損傷が重度で、関節の不安定性が強い場合は強固な固定方法に変更します。
 受傷後は週に1度来院していただき、エコーで靱帯修復の評価し固定期間を決定していきます。
 骨折も伴う事もありますので、レントゲンでも評価し痛みが軽減するように固定を行います。

■痛風発作
 母趾の関節に発症すること多いです。
 関節内にステロイド注射をすることで比較的早期に痛みが改善します。
  ※風が当たっても痛いと言われる痛風発作の箇所に注射を打つため、注射時の痛みは強いです。
また母趾の関節腔が狭いため、注入圧による疼痛もあります。
注射が苦手な方はロキソニン等の鎮痛薬での除痛を図ります。
ただし注射は除痛効果が早いため、発作を繰り返す度に注射をご希望される患者様も多いです。
 尿酸値が高い事が多く、発作の痛みが改善してから尿酸値を下げる内服薬を開始します。

■アキレス腱付着部炎
 踵の後ろが痛くなります。
 アキレス腱が踵に付着する部位で痛みが出現します。
 ハムストリング・腓腹筋の柔軟性が低い方に起こりやすい傾向にあります。 
 アキレス腱付着部へ注射(リリース)することで痛みが改善します。
 痛みを繰り返す方はリハビリでハムストリング・腓腹筋の柔軟性を高めるためにリハビリをします。
 
■足底筋膜炎
 足の裏・踵の裏に痛みが出現します。
 安静時からの歩き始めで痛みが出現することが多いです(歩き続けると痛みは軽減することが多い)。
 足底筋膜への注射(リリース)、インソールにて疼痛の改善を図ります。

骨折を早く治したい

骨折を早く治したい

骨折を早く治したい

超音波骨折治療器 Accellus(アクセラス)を骨折部へ超音波を当てることで治療期間を3~4割早めることができます。

20分間骨折部へ超音波を当てます。痛みや刺激はありません。

早期の社会復帰・スポーツ復帰をご希望される方にお勧めしています。

骨粗鬆症

骨粗鬆症

年齢と共に骨強度は低下していき、骨折しやすくなります。

骨粗鬆症になると軽微な外力でも腰椎・大腿骨を骨折し、寝たきりになることがあり早期の予防治療が大切です。

また一度治療を開始したら、継続することがとても大切です。

治療を継続していただきやすくするため、患者様に合わせた治療薬をご提案し選んで頂いております。

 「毎日内服する薬」、「週に1回内服する薬」、「月に1回内服する薬」があります。

内服で胸やけがする方・消化管術後の方、また他に内服薬がたくさんあり内服を増やしたくない方には、「週に1回の注射」、「月に1回の注射」、「半年に1
回の注射」がございます。

通院が困難な方には往診で注射させていただくこともあります。

治療継続の動機付けのためにも当院では全身骨密度装置を導入し、治療効果判定に役立てています。

骨粗鬆症の治療に対して積極的でない方には、まずはビタミンD内服からお勧めしています。

※ビタミンDは腸管からのカルシウム吸収を促進し、骨形成を助ける役割があります。

交通事故治療

交通事故治療

交通事故治療

事故の形態により様々な症状が出現します。

「首の痛み(むちうち・頚椎捻挫)」「肩こり」「背部の張り」で来院される患者様が多いです。

「上肢・下肢の痺れ」も伴う患者様もおられ、痺れは時間経過により消失することが多いですが、痺れが継続する場合は近くの医療機関でMRI
を迅速に撮影できるように提携しております。

治療については当院では「運動器リハビリテーションに係る研修を修了した按摩マッサージ師」常駐しており、医師が必要と判断すればマッサージでの治療もしております。

また物療(干渉波・超短波・ホットパック・牽引)を併用して治療することもあります。

※多くの患者様にとって交通事故は初めてのことで、不安で分からないことが多いと思います。当院では保険会社への対応や、警察での手続きについてもご希望があればアドバイスさせていただいています。

※交通事故に遭遇した場合は、必ず警察と保険会社に連絡し早期に医療機関を受診されることをお勧めします。

※当院では症状の経過が不明となるため、接骨院への通院は認めていません。

症状と交通事故との因果関係が証明できないと、自賠責様式診断書や後遺症診断書が作成できなくなります。自賠責様式の診断書や後遺症診断書は医療機関でのみ作成でき、接骨院では作成できません。

小児整形疾患

小児整形疾患

◆単純性股関節炎

子供の股関節痛で最も頻度が高い疾患です。
太ももや膝が痛いと訴えられるお子さんもおられます。

風邪を引いた後や運動後に起こりやすいと言われますが、誘因なく発症することもあり原因ははっきり分かっておりません。

治療は安静による経過観察です。

安静にて改善する疾患ですが、お子さんによってはかなり痛がります。
(例;痛くて泣いてしまう・痛くて歩けない)
改善するまで数日から1週間程度のことが多いです。
翌日に改善することもあり、「昨日はあんなに痛がっていたのに、今朝は元気に遊んでいる。」と親御さんがおっしゃることもあります。

診断は以下の疾患を除外することが大切です。
○大腿骨頭すべり症
 大腿骨にある成長線がずれる疾患です。
 レントゲン検査が必要で、手術適応になることが多いです。
○ペルテス病
 大腿骨が壊死する(血流がなくなり骨がつぶれる)疾患です。
 発症初期はレントゲンでは診断できないため、股関節痛が継続する場合はMRI検査が必要になります。
○化膿性股関節炎
 股関節に膿がたまる疾患です。
 高熱(39度以上)になることが多いですが、発症初期には発熱がないこともあります。
 化膿性股関節炎の場合は病院に入院し、股関節穿刺(股関節内の膿を吸引)を行い抗生剤投与が必要になります。

股関節・大腿前面・膝痛があれば、まずはレントゲンで上記の診断の可能性が低いことを確認します。後日再診していただき疼痛が改善していれば治療は終了です。痛みが継続・増悪している場合は上記疾患の可能性があるため追加で検査し、必要に応じて連携病院へ紹介します。




◆環軸椎回旋位固定(かんじくついかいせんいこてい)

首が傾いたまま動かせなくなり、無理に動かそうとすると痛みが出現します。
突然発症するため親御さんも非常に不安になり来院されます。
病態は環椎(1番目の首の骨)と軸椎(2番目の首の骨)の亜脱臼です。

学童期では頸椎が未発達で周囲の靭帯が緩いため、軽微な外傷や喉の炎症で発症することがあります。
誘因なく発症することもあり「寝違えた?」と言われて受診される事も多いです。

筋肉や靭帯の緊張を緩和させることが大切で、カラー固定が必要になります。
既製品カラーではサイズが合わないことが多く、当院ではお子さんの体のサイズに合ったカラーを作成し筋緊張を緩和できるようにしています。

経過としては徐々に改善し、数日から1週間程度で改善することが多いです。
安静が大切なのでカラー固定を装着していただき、運動は禁止です(通学は可能です)。
多くはカラー固定による安静で改善しますが、改善しない場合は病院で入院し牽引が必要になることがあります。



◆肘内障(ちゅうないしょう)

突然の肘の痛みと上肢を動かさなくなります。
病態は肘関節の亜脱臼です(橈骨頭と輪状靭帯が亜脱臼することで起こります)。
肘の疾患ですが、痛みのため肩をあげることができず「肩を脱臼したのでは?」と心配されることもあります。
典型的には腕を引っぱられたことで発症しますが、転んだり腕を捻ったりして発症することもあります(寝返りだけでも発症することがあります)。 

治療は徒手的に脱臼を整復します。
整復の際に痛みのため泣いてしまいますが、5分程度置いて「万歳」ができたら治療は終了です。

予防は難しく繰り返し発症することもありますが、大人になり発症することはかなり稀で後遺症も残すことはありませんのでご安心ください。


訪問診療・在宅医療

訪問診療・在宅医療

訪問診療・在宅医療

訪問診療では定期的にご自宅を訪問し診療を行います。

通院が困難な方・介護が必要な方・自宅でリハビリを希望される方を対象に、ご自宅に訪問し医療を提供するサービスです。

関節や腰の痛みに対する治療や注射、採血、点滴等の医療を行います。

薬局との連携による薬の配達と服薬指導も行います(薬を取りに行く必要はありません)。

定期訪問以外に病状が変化した場合は緊急往診もします。

入院が必要な場合は連携病院と連絡をとり入院先を確保します。



◆訪問診療の対象となる方

・通院リハビリを継続したいが、通院が困難になり自宅でリハビリを希望される方。

・入院・手術の後に歩行能力が低下し通院が困難になった方。

・脳梗塞後等の麻痺で通院が困難な方。

・膝や腰に痛みがあって自宅療養を希望される方。

・寝たきりの方

・胃ろうのある方

・住み慣れた自宅でできる限り生活を送りたい方

・障害をお持ちの方

・認知症の方

・在宅酸素療法を必要とされる方 等



◆診療までの流れ

まずはお電話 082-870-5555でご連絡いただき、訪問診療ご希望の旨をお伝え下さい。

ご本人・ご家族・ケアマネジャーさん、どなたからのご連絡でもお待ちしております。

お電話をいただいた後に、日程を調整し初回訪問をします。

初回訪問時に治療方針や訪問スケジュールを決めさせていただき、その後は定期的に訪問を開始します。



◆自宅で受けれる医療サービス

・健康チェック

・血液検査

・点滴・薬の投与

・床ずれの処置

・酸素療法

・胃ろう

・関節注射

・神経ブロック

■費用の目安

約5,500円~(1割負担)

約16,000円~(3割負担) 

※検査や往診回数によって費用は変わります。

◆当院での訪問診療例

① 80歳台女性、膝痛
以前は当院に通院されており、膝痛に対してリハビリと関節液穿刺・ヒアルロン酸注射をされていました。
しかし加齢に伴い歩行が不安定になったため、往診にて関節液穿刺とヒアルロン酸注射を行っています。
また御自身で爪切りも困難になり、往診時に爪切り対応もしています。

② 70歳台女性、骨粗鬆症
呼吸器疾患にて歩行で息切れが強く、通院が困難な方でした。
骨折の既往があり、骨粗鬆症の治療の継続が必要であったため訪問診療になりました。
往診時に自宅にて骨粗鬆症の注射を定期的に行っております。
また便秘などの症状に対しても、投薬治療を併せて行っています。

③ 70歳台男性、腰痛
独居で慢性腰痛のため外出の機会が減った方でした。
  定期的にご自宅に訪問し、トリガーポイント注射を行い腰痛の緩和を図りました。
  その後介護保険の申請書類を通院で作成し、施設に入所されました。

ボトックス治療

ボツリヌス毒素製剤による歯ぎしり治療について (自費診療)

・ボツリヌス毒素を咬筋に注射することで筋緊張を抑制し、歯ぎしりを改善します。

・投与後2~3日目から効果が現れ1週間程で効果がでて、通常3~4か月継続します。

・その後時間経過とともに効果は消失し投与前の状態に戻りますが、再度ボツリヌス毒素を投与することで同様の効果が得られます。

【注意点】

・水曜日はボツリヌス毒素治療はしておりませんので、水曜日以外での受診をお願いします。

・重症筋無力症・ギランバレー症候群・ランバートイートン症候群・筋萎縮性側索硬化症の方は使用できません。

・妊婦・妊娠している可能性がある方と授乳中の方は使用できません。

・妊娠する可能性がある方は2回の月経を経るまでは避妊をする必要があります。

・男性は少なくとも3か月避妊してください。

・注射当日の洗顔は問題ありませんが、注射部を揉んだりこすったりしないでください。

・注射部位に内出血を起こすことがあります。内出血は青くなった後黄色になり2週間程で吸収されます。

・3か月期限をあけることで抗体が作られにくくなるという報告があり、当院では3か月間期間をあけて治療を行っております(投与後2週間以内であれば大丈夫ですので、追加投与する場合は2週間以内に行っています)

・他院で3か月以内にボトックス注射を行った方は、施術をお待ちいただいております。

・注射後は筋が痩せるため顎が細くなります。

フェースラインが細くなることはメリットとも捉えられますが、頬がこけて老けて見えることもあります。

【当院でボトックス治療導入した経緯】

 当院は整形外科ですが、顎関節の痛みとして患者様から多くご相談を頂きます。

歯軋りからの頭痛・肩こりの患者様もおられ、治療の1つとしてボトックス注射を導入しております。

【費用】

注射費用:40,000円

 初診料:2,880円

再診料:730円

四肢痙縮に対するボツリヌス製剤による治療について (保険診療)

・脳血管障害後・脳性麻痺後の四肢の筋の突っ張りに対して、ボツリヌス毒素を筋に直接注射する治療です。

・投与により筋緊張が緩和され、関節拘縮の改善が期待できます。

・投与後に筋緊が張緩和するためリハビリが行いやすくなります。

・効果は永続しないため、4~6か月後に再投与が必要になります。

【費用】

・投与量により費用は異なります。

・300単位投与した場合、3割負担の方で約33,000円~になります。

【注意点】

・水曜日はボツリヌス毒素治療はしておりませんので、水曜日以外での受診をお願いします。

・当院では四肢の痙縮に対してのみ注射をしております。

※眼瞼痙攣・痙性斜頚・過活動膀胱・腋窩多汗症等に対しては施行しておりません。

・保険診療でのボツリヌス投与は事前に使用日時を指定し製薬会社からバイアルを取り寄せる必要がありますので、受診当日に注射をすることはできません。

・治療ご希望の方はまずは受診して頂き、投与日を決めてから投与を行う必要があります。

広島市安佐南区の整形外科 原田リハビリ整形外科

〒731-0111 広島県広島市安佐南区東野2丁目21-20